レモン放送室

聴いてるラジオ番組を書き起こしたり感想を述べたりしています。

オードリー若林のようにはなれない 2018.10.28神田松之丞問わず語りの松之丞

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番組HP https://www.tbsradio.jp/edo/

出演 神田松之丞

 

松之丞氏が自身がまるまる取り上げられた雑誌Pen+(ペン・プラス)『完全保存版 1冊まるごと、神田松之丞』 (メディアハウスムック)について憂う一幕を取り上げます。

「俺が、プロレス団体のスポンサーになっているっていう話も、ちょっとおかしな話なんで、自分の宣伝もちょっとしていこうかな、、」

大日本プロレス若手主体興行「問ワズ語リ~TO WAS GET EARLY~」が名前的に当番組と関係あると思い込んでいた松之丞氏は、主催の方から全く関係ないと言われたことを冒頭で明らかにしました。松之丞氏はこれも何かの縁ということでこのプロレス団体のスポンサーになったと公言、なぜか大変ご満足な様子でした。

 

ここからさらにスポンサーというワードに絡めて自身がまるまる取り上げられた雑誌Pen+(ペン・プラス)『完全保存版 1冊まるごと、神田松之丞』 (メディアハウスムック)を宣伝する展開になります。

 

 

「俺カッコイイなぁと思うの。カッコイイんだけど、俺がそれ真似すると、本当に売れないだけなのよ。これ、どうかなって思ってて。」

例のごとく松之丞氏は、自身のラジオ番組で堂々と自分の出ている雑誌を宣伝するのを恥ずかしいと思ったのか、言い訳を並べはじめます。

 

オードリーの若林さんかなんかがさ、自分の本とか出されてて、それでもうなんていうのかな、一切さ、そういうの宣伝しないで凄く売れてるみたいなのあるんですよ。」

 

松之丞氏は同じ芸人で、さらにナナメな芸風という共通点からオードリーの若林氏の例をあげます。若林氏がエッセイ『ナナメの夕暮れ』を発売したときには、一切宣伝をしなかったといい、それにもかかわらず売り上げが好調なことを強調します。

 

それ、俺カッコイイなぁと思うの。カッコイイんだけど、俺がそれ真似すると、本当に売れないだけなのよ。これ、どうかなって思ってて。」

 

同じ芸風なのに好感度の高い若林氏をヨイショヨイショして対照的に好感度の低い自分は宣伝もしなければ雑誌の一つも売れないからここで宣伝してもいいよね?という感じで言い訳は続きます。

 

「だから俺もイヤなんだけど…昔、浅草演芸ホールに、川柳川柳師匠って方がいてさ。まぁ、今もいるんだけど(笑)その方がなんかこう本を出された直後ぐらいに、ずーっとね「売店で売ってますから買ってくださいよ」っていうのを、笑いなしに言ってた時に、俺、客席で見てて、ヤダなと思ったの。」

自分の先輩の川柳川柳(かわやなぎ せんりゅう)氏の名前を出し、先輩も寄席で宣伝をしまくってたとチクリだします。

先輩もやってたからいいよね?という感じでしょうか。

 

 

「今から13分ぐらい宣伝しようかなって思って。まるまる(笑)」

 

「寄席芸人がこんなことね、10秒でも20秒でも本の宣伝してる暇あるんだったら、ちょっとでも面白いこと言ってお客さんに喜んでいただく、それが芸人の姿じゃないかって、生意気ながら思ったの。川柳師匠大好きなんだけど。」

川柳師匠へのようなディスりを続けるも、最後には大好きと言う魔法の言葉で丸く収めてしまう、さすがの松之丞氏。

 

「凄く、そういう思いを秘めてプロになったんだけど、今から13分ぐらい宣伝しようかなって思って。まるまる(笑)」

生粋の寄席芸人だから宣伝なんかするか!など言うはずもないですね。今まで並べてきた言い訳は全て布石のごとく、最後にはこんな風に合法的に宣伝する展開に持って行きました。

 

ちなみに雑誌Pen+(ペン・プラス)『完全保存版 1冊まるごと、神田松之丞』 (メディアハウスムック)は、10月30日現在、amazonでベストセラー商品となっています。

恐るべし、松之丞。